鹿児島県薩摩川内市の不動産売却

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空き家相続後の手続き一覧|放置せず活用・売却を考えるタイミングとは?

 不動産売却専門家の草留です。
昨日は全宅連空き家相談研修を修了し、空家相談専門士となりました。
今後増え続ける空き家を1件でも多く、利活用に繋げられるように取り組んで参りたいと思います。

薩摩川内市でも、高齢化や人口減少の影響もあり、親から相続した実家が空き家となってしまうケースが増えています。「実家を継ぐつもりはないけれど、何から手をつければいいかわからない」
「相続の手続きも終わっていない状態で放置している」
そんなお悩みをお持ちの方へ、空き家問題に向き合うための相続開始後の手続き一覧を、薩摩川内市での実情を踏まえて解説します。

薩摩川内市も空き家が増加中!

総務省の統計では、鹿児島県全体でも空き家率は全国平均を上回っており、特に地方都市では相続による空き家が大半を占めています。
薩摩川内市でも、駅から遠い山間部や旧市街地において、手入れの行き届かない住宅が目立ち始めています。空き家の放置は、倒壊・火災・不法侵入などのリスクを招くため、相続が発生した時点から早めの対応が必要です。

【相続開始後】空き家に関する主な手続き一覧

1. 死亡届の提出(7日以内)

被相続人が亡くなったら、まずは死亡届を役所に提出します。
薩摩川内市内の場合は、市民課または各支所の市民福祉課が窓口となります。


2. 相続人の確定(戸籍の取得)

相続手続きを進めるには、相続人を確定する必要があります。
戸籍の収集や調査は手間がかかるため、司法書士に依頼される方も多いです。


3. 遺言書の確認と検認

遺言書がある場合は家庭裁判所で検認が必要です。
鹿児島家庭裁判所川内支部での手続きが可能です。
相続開始があれば、遺言保管者・遺言発見者は、家庭裁判所へ検認の請求をする必要があり、その手続きを経て開封されることになります。(公正証書遺言、自筆証書遺言書保管制度を除く)


4. 相続放棄の検討(3か月以内)

空き家を含む不動産の相続では、「古くて売れそうにない」「管理が大変」などの理由で相続放棄を検討される方もいます。
相続放棄を希望する場合は、家庭裁判所への申述が必要です。期限は相続開始から3か月以内です。
(この期間に相続放棄や限定承認の手続きを行わなければ、単純相続をしたものとみなされます。)


5. 遺産分割協議と書面化

相続人全員で、空き家を含む不動産の今後について話し合います。
売却、活用、解体など、選択肢によって方向性が大きく変わりますので、不動産会社に相談されるとスムーズです。


6. 相続登記(義務化されています)

令和6年(2024年)4月から、不動産の相続登記は義務化されました。
正当な理由なく3年以内に登記を行わないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。

薩摩川内市の空き家を所有したまま登記を放置することは、将来的な売却・処分の際に大きな足かせになります。


7. 空き家の現状把握と管理体制の整備

  • 雨漏り・シロアリ・老朽化の有無
  • 敷地や建物が法的に再建築可能かどうか
  • 水道・電気の契約状況
  • 隣地との境界が不明瞭ではないか

など、専門家のチェックが欠かせません。
薩摩川内市では、空き家対策として空き家バンク制度も設けられており、売却や利活用を希望する方は市役所への登録も検討できます。


8. 固定資産税や維持費の確認

空き家でも固定資産税は課されます。
さらに、管理を怠ると「特定空き家」と判断され、固定資産税の優遇措置が外される可能性もあります(税額が最大6倍になるケースも)。

空き家は“今後どうするか”を早めに考えるべき資産

「とりあえず実家は残しているが、どうすればいいかわからない」
「誰も住む予定がないが、手続きが面倒で先送りにしている」
「売却を検討したいがどのように進めていけば良いかわからない」

そんな空き家こそ、将来的なリスクになる前に動くべきです。
当社では、薩摩川内市内の空き家について、相続のご相談から売却・管理・利活用のご提案まで、地域密着でサポートしております。

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